2016年9月24日土曜日

驚異の湾奥

さて、前回の続き。

北西の強風を避けてたどり着いた初めてのワンド。
余り期待もせず釣り初めて小一時間
どかん、と一発!
予想外の洗礼を受けてしまいました。

呆然としながらも、急激に膨らんだ期待。
気を取り直して同じ潮に乗せて浮きを流し始めました。

ところで、このときのタックルですが、
竿はシマノのアートレータ0号
spiralX搭載前の型ですが、オークションで購入した、
初めての本格的なチヌ竿
初おろしは同じ鷹島のオアシス村地磯で、
幸運にも初めての年なしを釣り上げたという幸運の竿です。
その時の話はまた別の投稿で。

タックルの続き

浮きはG2 G2のおもりにハリスにG7
道糸2号にハリス1.5号
針は・・・忘れましたが、相当大きかったと思います。

当時は、チヌ用の撒き餌の沈下速度とG2のおもりの沈下速度がほぼ同じような気がして
海の状況に関係なくG2ばかり使っていました。
潮流や風による表層の流れによっては、全く通用しないことが、今ではわかるのですが。

さてさて、釣りを再開して30分ほど
またまた当たりが来ました。

実はそれまで、チヌ釣りの経験はさほど多くなく、当たりが連発する経験は皆無でした。
びっくりしながらも、今度は最初の突っ込みに竿を伸されることなく
きちんと合わせることが出来ました。

しかし!

やはり強烈な締め込みにしばらく耐えたと思ったら、
なんとものすごい勢いで手前に突っ走ってきたのです。

必死で糸を巻きながら魚の動きの合わせようとしたのですが、
魚は波止の目の前まで突っ走り
足元でまったく動かなくなったのです。

「?」

なんでここへ?   そんで何で動かない?

びくともしなくなった状態に,結局手で道糸を引っ張るしか無く
当然ぷつり・・・

そしてその後、
小1時間の間に
まったく同じようなことがなんと3回も繰り返されたのです。

信じられない回数の強烈な当たり

信じられない魚の動き

信じられない自分の腕

結局その日はそんな当たりの魚を一匹も上げることが出来ず
呆然としたまま帰宅しました。

今でも思うのですが、いったいどんな魚だったのでしょう?
エリア的にはチヌ
でも走りはマダイ
いずれにしても、半端な魚ではなかったとしか思えないのです。

今考えると、この状況はやはり乗っ込み時期とは無関係ではないでしょう。
それにしても、鷹島に通い始めて5年
これほどの経験はその後はありません

もしかしたら、絶妙なタイミングに遭遇した結果なのかもしれませんね。


この経験は、毎週末海へ走る私の
今も続く強いモチベーションになっています。

その後その場所では、そこまでの強烈な経験はないのですが、
「こんなワンドの奥で?」
と不思議になるほど、その年はよい釣りが何度が出来ました。

別の場所に興味が移ったため余り行かなくなりましたが、
不思議なことに、次の年からはさっぱりなのです。
1年後の春には
2月後半から結構通いましたがさっぱり釣果はあがらず、
1年前釣れた理由も
その後つれなくなった理由も わかりません・・・。
でも、いつかはもう一度そんな状況に遭遇したいですね。


鷹島の釣りは、ここから広がっていき5年目

今はどん深の地磯がメインエリアです。

次の投稿は
よく似た強烈な経験をした別の釣り場の話です。

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