使用したタックルは

リール シマノ BB-Xテクニウム 98 2500
道糸 1.5号
ハリス 1.25号
浮き 00 +板鉛貼り付け → 浮力マイナス
おもり 潮受けゴムに G2~G6
ガン玉 G4~G7
最近は浮きを沈ませて全層で釣ることがほとんどです
浅く、海底に根掛かりの元がある場合は浮かせますが、
最近も釣り場はほとんど「深い砂地」です

もちろん、根やストラクチャーは一番のヒットポイントになるので、
砂地の中に存在するヒットポイントを探しながらの釣りです
この養殖場では、浮きを動かす海流が速い時は
仕掛けを長い時間入れ込むと根掛かりします
私が全層で釣る時の仕掛けは、次の点を考えて調整します
①浮きより針が若干先行するように沈下側度を調整する
浮きから針までがほとんど水平状態を維持するように
調整しますが、付け餌や潮受けが潮をかむと、

でも、できるだけ浮きも追従してもらいたい
それが撒き餌との同調に絶対必要だと思うからです
②浮きの沈下側度は、撒き餌より少し遅いくらい
撒き餌はしっかり練り込むと団子で沈下します
しかしある程度潜るとばらけて沈下側度が遅くなります

さて、夜明けから午前中はほとんど30cmまでの小鯛
あたりは、浮き投入からさほど間を置かず出ます
つまり、底に沈んでしばらくして、と言うより
とちゅうで喰ってくる感じです

昼頃までに、メイタ数匹を含む小鯛
その間に、護岸で釣りを始めたベテランさんが
40cm半ばのチヌを釣りました
しかし、風が強くなり 双方当たりが遠のきます
その時の道糸は

いくら全層でも
これだけ道糸が膨らめば浮きを引っ張り
付け餌は撒き餌から離れます
そこで
道糸を「フロロカーボン」に変えました
コレは、今年頻繁に使う手で
特に表層が風で滑り、強い二枚潮になる時に用います
撒き餌も、少しばらけ気味だったので
遠投性と沈下側度を向上させるため、しっかり練り込んで押さえつけました
その結果
道糸は、浮き投入後、程なくして馴染み、海中にまっすぐ伸びるようになり
とたんに当たりが頻発しはじめました
撒き餌と付け餌がしっかり同調しはじめた証拠です
さらに、当たりが増えただけではなく、メイタの割合が上がりました。
つまり、小鯛は中層 その下の層にメイタ という感じで、
道糸と撒き餌の沈下側度が上がったため
下層のメイタの当たりが増えたのでしょう
ただ、メイタも、底ベタではなさそうで
練り餌を使った時でも、中層でひったくっていく当たりが出てきました。
しかし
不思議なのは、そんな中にも「居食い」の様な当たりも混じってくるのです
コレはよく分かりませんでした
たしかにいつもより当たりは早く出る
でも居食いもある
う~ん 魚はどういう状態なんだろう・・・?
そう思いながらも、夕方まで続け
最後に45cmのチヌを上げて終わりました
この時も、道糸が馴染んで表層の流れを突っ切るように
すーっとまっすぐになった後は、じわ~っと沈んでいく状態
道糸を軽く張って、竿先をついて行かせると
「くくっ・・・」とかすかに引っ張るような当たり
体をぐるりと回転させ、竿を真横に180度回転させて合わせると
最初の突っ込みは結構激しかったですね
秋のチヌは元気です!!
結果 前回書いたように 小鯛 メイタ 各6匹ほど チヌ1枚 という結果でした
道糸を変えてから、はっきりと当たりが頻発したのは とてもおもしろい結果でした